交配がスタートしたのは、2000年のことです。
早生で短稈・耐倒伏性に優れ、極良食味の南海137号(きらら397×ヒノヒカリ)が母親に、
極早生で良質・良食味の中部98号(ひとめぼれ×中部69号)が父親となっています。
平成28年11月、熊本58号(くまさんの輝き)は公募で寄せられた1238点の中から選ばれた、「くまさんの輝き」という品種名になりました。
「熊本で生まれたツヤ(輝き)の美しいお米」という意味のネーミングです。
くまさんの輝きはその名に恥じない特性を備えております。
食味に関しては、ヒノヒカリや森のくまさんの、ある程度の粘りはあるがサラッとした食感に対し、
くまさんの輝きは粘り・甘み・旨みとも強く、食べた瞬間に「ガツン!」とくる濃厚さがあります。
同じ極良食味米ではありますが、明らかにヒノヒカリ系の食味とは違う、インパクトのある食味をもっております。
そして、炊き上がりの見た目も名前の通り、キラキラと輝いています。